モーニングEXP高松号の記事

 こんにちは、汽車です

 

 この記事では、モーニングEXP高松のことを書きたいと思います。

 

◆モーニングEXP高松号とは

 モーニングEXP高松は、JR四国が運転する特急列車の一つです。予讃線を走行し、一日一本のみ運転されます。主に愛媛県の東部・香川県西部から高松方面への通勤・通学の需要を見込んだ列車となっています。その名の通り運転は朝で、2022年3月ダイヤ改正時刻表によるとダイヤは伊予西条6:43→高松8:11です。車両や運転区間予讃線特急のいしづち号やしおかぜ号と似ているので、しおかぜ号・いしづち号と一緒にされがちです。また、兄弟列車にモーニングEXP松山号があります。

モーニングEXP高松号で運転される8000系L編成

 

◆使用される車両について

 2022年3月ダイヤ改正の時刻表の後ろ、特急列車編成表のページを見てみると、モーニングEXP高松号は8000系5両編成で運転されることがわかります。現在予讃線特急では旧型の8000系と新型の8600系が混在しています。余談ですが、列車編成表のページに「●全席にモバイル用コンセントがあります」の記述がある方が新型の8600系です。

 8000系には3両編成のS編成と5両編成のL編成があります。日中のしおかぜ・いしづち号の運用の際は途中駅(宇多津or多度津)で連結作業を行います。しおかぜ号は基本的に5両編成のL編成が充当され、いしづち号には基本的に3両編成のS編成が充当されます(※時期によって減車の可能性あり)。

 

◆モーニングEXP高松号関連の運用の変化

 モーニングEXP高松号は伊予西条発ですが、前日のうちに岡山・高松方面から伊予西条に送り込まれます。しおかぜ・いしづち29号(終電)です。この列車は松山側に8000系L編成、高松側に8000系S編成を連結しています。夜のうちにL編成S編成の解結作業が行われます。

 翌日朝、高松側の8000系S編成が特急しおかぜ2号の運用に入ります。定期列車で3両編成の特急しおかぜ号はこの列車とこの列車の折り返しだけです。しおかぜ2号は多度津伊予西条間の特急停車駅の上り始発列車になります。

 しおかぜ2号は岡山駅から折り返して来るのですが、先程も書いたようにしおかぜ・いしづち号は途中駅からL編成S編成がつないで運転されます(しおかぜ・いしづち1号の場合は宇多津駅)。そのため、しおかぜ2号の折り返しにあたるしおかぜ1号と連結されるいしづち1号はL編成での運転になります。

 いしづち1号の運用がモーニングEXP高松号の折り返しであれば運用が簡略化されて良いのですが、モーニングEXP高松はあくまでも通勤・通学需要を狙った列車なので、始発であるしおかぜ2号の折り返しには間に合いません。

 

モーニングEXP高松号 高松着8:11

いしづち1号 高松発7:37

 

 そのため、ほぼ丸一日8000系のL編成が高松運転所で放置されると考えられます(これに関しては時刻表に載っていないため推測になります)。つまり、昨日モーニングEXP高松号で高松にやってきたL編成が翌日のいしづち1号に入るということです。

 また、他のしおかぜ・いしづち号に合わせる為、8000系のL編成が松山側、S編成が高松側になるように、しおかぜ・いしづち1号の場合のみ宇多津にいしづち号が先に入線します。これも他にない例です。

 

◆総括

 初めて自分が時刻表を眺めて考えたことを記事にしてみました。モーニングEXP高松号の運転で運用が複雑になっているのをお分かりいただければと思います。

 

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では、汽車でした